しんぐんしょるいじゅう【新群書類従】
叢書(そうしょ)。10冊。水谷不倒・幸田露伴校訂。明治39〜41年(1906〜08)刊。「群書類従」にならい、江戸時代の珍しい文献や未刊本を集め、演劇・歌曲・書目・舞曲・狂歌の5部に分類したもの。
じん‐せい【人性】
人間のもっている自然の性質。「もし単に快楽のみを目的とする人があったならば反って—に悖(もと)った人である」〈西田・善の研究〉
しんぎ‐そく【信義則】
社会共同生活において、権利の行使や義務の履行は、互いに相手の信頼や期待を裏切らないように誠実に行わなければならないとする法理。信義誠実の原則。
しんとうすいこでん【神稲水滸伝】
読本。28編140冊。岳亭定岡・知足館松旭作。文政11年(1828)から明治14年(1881)ころまでの刊。稲葉小僧などの義賊を主人公に、「水滸伝」にならって物語を構成したもの。俊傑神稲水滸伝。
しんたん‐りん【薪炭林】
薪(たきぎ)や炭の原料となる木材を採取するための森林。クヌギ、コナラ、ヤマザクラ、エノキなどの樹種で構成された、いわゆる里山の雑木林を指す。
しんき‐なき【辛気泣き】
じれったくて泣くこと。「これほど思ひ合うた仲、なぜに婦夫(めをと)になられぬと、—にぞ泣きゐたる」〈浄・歌念仏〉
しんき‐くさ・い【辛気臭い】
[形][文]しんきくさ・し[ク]思うようにならず、いらいらするさま。また、気がめいるさま。「単調で—・い仕事」「—・い口調で話す」
しれ‐もの【痴れ者】
1 愚かな者。ばか者。 2 手に負えない者。乱暴なもてあまし者。 3 その道に打ち込んでいる者。その道のしたたか者。「我がものならば着せてやりたい好みのあるにと—が随分頼まれもせぬ詮議を蔭では為...
しろ‐かき【代掻き】
田植えのために、田に水を入れて土を砕いてかきならす作業。田掻き。《季 夏》
し‐わざ【仕業/為業】
1 したこと。行為。所業。所為。現代語では、多く人にとがめられるような行為についていう。「あいつの—に違いない」 2 ならわし。いつものこと。「巣に棲(す)み穴に住む、—惟(これ)常となれり」〈...