なり‐もてゆ・く【成りもて行く】
[動カ四]だんだんそうなっていく。「ただいふ言葉も、口惜しうこそ—・くなれ」〈徒然・二二〉
なり‐もの【生り物】
1 田畑からの収穫物。 2 くだもの。果実。また、果実のなる木。
なり‐もの【鳴(り)物】
1 楽器。また、音曲。 2 歌舞伎下座音楽で、三味線と唄以外の鉦(かね)・太鼓・鼓・笛などの楽器による囃子(はやし)または擬音。また、それらの楽器。
なりもの‐いり【鳴(り)物入り】
1 鳴り物を入れて、にぎやかにはやしたてること。「—の応援」 2 おおげさに宣伝すること。「—で入団した選手」
なりもの‐し【鳴(り)物師】
長唄や歌舞伎下座音楽で、鳴り物を扱う囃子方(はやしかた)。出囃子の場合、雛段(ひなだん)の下段に並ぶので下方(したかた)ともいう。
なりもの‐ちょうじ【鳴(り)物停止】
歌舞・音曲など一切の楽器の演奏を禁示すること。国葬のときなどに行われた。