なり‐ゆき【成(り)行き】
1 物事が次第に変化していくようすや過程。また、その結果。「事態の—を見守る」「—にまかせる」 2 「成り行き注文」の略。
なりゆき‐ちゅうもん【成(り)行き注文】
顧客が銘柄と数量だけを指定し、値段はその時の相場で取引するように出す売買注文。→指し値注文
なりゆき‐まかせ【成(り)行き任せ】
物事の自然の成り行きにゆだねること。積極的に関わらずに自由にさせること。「—では自分に合う仕事は見つからない」
なり‐ゆ・く【成(り)行く】
[動カ五(四)]次第にある状態に移っていく。「どう—・くかを見きわめる」
なり‐わい【生業/家業】
1 生活を営むための仕事。「小説を書くことを—とする」 2 五穀が実るようにつとめるわざ。農業。また、その作物。「—は天下の大きなる本なり」〈崇神紀〉
なり‐わい【成り合ひ】
[名・形動ナリ]「なりあい」の音変化。「—の渡世は送るものなり」〈浮・永代蔵・四〉
なり‐わた・る【鳴(り)渡る】
[動ラ五(四)] 1 音があたり一面に響きわたる。「号砲が—・る」 2 名が広く世に知れわたる。評判になる。「名声が—・る」
鳴(な)りを静(しず)・める
物音を立てるのをやめる。物音を立てないようにする。「—・めて演奏に聞き入る」
鳴(な)りを潜(ひそ)・める
1 物音を立てないで静かにする。「緊張のあまり—・める」 2 活動をとめてじっとしている。「犯人が—・める」
ナリンでんかへのかいそう【ナリン殿下への回想】
橘外男の短編小説。昭和13年(1938)発表。同年、第7回直木賞受賞。昭和34年(1959)、テレビドラマ化。