なり‐つけ【形付け】
裁縫・手工などで、布や紙に位置の目じるしをつけるへら。かたべら。
なり‐て【成(り)手】
それになる人。それになろうという人。「幹事の—がない」
なり‐と
《断定の助動詞「なり」+接続助詞「と」から》名詞、名詞に準じる語、副詞、活用語の終止形、助詞などに付く。「なりとも」の形でも使う。 [副助] 1 いくつかあるもののうちの一つを、一応の例として...
なり‐と‐も
[連語]⇒なりと
なり‐どころ【業所】
1 生産をする田地と、そこに設けた家。田地と邸宅。「逆流を塞ぎて—を全くせよ」〈仁徳紀〉 2 別邸。別荘。「飛鳥の皇女の—に幸(いでま)す」〈持統紀〉
なり‐どし【生り年】
1 果実のよくなる年。成り年。表年。「柿の—」→裏年 2 ⇒マスティング
なり‐な・る【成り成る】
[動ラ四] 1 でき上がる。「我が身は—・りて成り合はざる処一処あり」〈記・上〉 2 次々になる。「男子、女子あまた生みつづけて、またそれが妻男(めをとこ)に—・りしつつ」〈宇治拾遺・四〉
なりなん‐と◦す【垂んとす】
[連語]《動詞「な(成)る」の連用形に、完了の助動詞「ぬ」の未然形、推量の助動詞「む」の終止形、さらに格助詞「と」、動詞「す(為)」が付いたもの》⇒なんなんとする
なり‐のぼ・る【成り上る】
[動ラ四]高い地位に上る。なりあがる。「聞こえし人々の、めやすく—・りつつ」〈源・竹河〉
なり‐はず【鳴り弭/鳴り筈】
矢を射るとき、筈(はず)が音高く鳴る弓。