わ‐ぼく【和睦】
[名](スル) 1 争いをやめて仲直りすること。和解。「—を結ぶ」「両国が—する」 2 親しみ合って仲よくすること。「君は国を憂へ、臣は家を忘る。君臣合体、上下—する者なり」〈著聞集・三〉
わ‐よう【和様】
1 日本固有の様式。日本式。日本流。和風。 2 書道で、日本風の書体。平安中期、小野道風(おののとうふう)に始まり、藤原行成(ふじわらのゆきなり)の世尊寺流によって大成。法性寺(ほっしょうじ)流...
わらい‐たけ【笑茸】
ハラタケ目のキノコ。有毒で、食べると興奮状態になり、笑い踊るという。馬糞(ばふん)や堆肥(たいひ)などに生え、高さ約10センチ。傘は灰色か灰褐色の平たい釣鐘状で、柄は白い。《季 秋》「ここ越えし...
ワラキア【Walachia】
ルーマニア南部の歴史的呼称。トランシルバニアアルプスとドナウ川の間をさす。古代ダキアの一部で、2世紀にローマ帝国の属州となり、6世紀にスラブ人が移住。14世紀にワラキア公国として独立。15世紀か...
わら‐らか【笑らか】
[形動ナリ]明朗なさま。にこやかなさま。「眉目のほどいと—にて、らうたげなる」〈狭衣・三〉
わらわ‐すがた【童姿】
元服前の子供の姿。子供の身なり。わらべすがた。「この君の御—、いと変へまうくおぼせど」〈源・桐壺〉
わらわ‐ともだち【童友達】
子供のときの友だち。おさな友だち。「—なりし人に、年頃経て行きあひたるが」〈紫式部集・詞書〉
わらわ‐べ【童部】
1 子供。子供たち。「—のかしらばかりを洗ひつくろひて」〈枕・五〉 2 まだ子供である妻。自分の妻をへりくだっていう語。「これはその後、相添ひて侍る—なり」〈大鏡・序〉 3 子供の召使い。「姫宮...
わらわべ‐いさかい【童部諍ひ】
子供どうしのけんか。「わが子も人の子も、ともに—なり」〈宇治拾遺・一〇〉
我(われ)か
1 自分のことか。「秋の野に人松虫の声すなり—と行きていざとぶらはむ」〈古今・秋上〉 2 「我か人か」の略。「いとどなよなよと—のけしきにて臥したれば」〈源・桐壺〉