ぜん‐じん【前腎】
脊椎動物の泌尿器系の発生において最初に、最前部に現れる腎臓。円口類では成長後もそのまま働くが、魚類・両生類では幼生期まで機能し、爬虫(はちゅう)類・鳥類・哺乳類では痕跡的に形成されるだけで、中腎...
せんく‐しょくぶつ【先駆植物】
植物群落の遷移において、裸地にいちはやく侵入して定着する植物。乾燥や貧栄養に耐える地衣類・コケ植物のほか、一般に成長が早い陽生植物が定着する。
ぜん‐けん【前件】
1 前にあげた箇条。前述の事柄。 2 「もしsがpならば、QはRである」という形式をとる仮言的判断において、「もしsがpならば」の、条件の部分。⇔後件。
せんけつもんだいようきゅう‐の‐きょぎ【先決問題要求の虚偽】
論証において、結論を証明するための前提を証明なしに採用している誤り。前提自身の証明が先決問題として要求される。例えば「聖書は真理を語っている。なぜならそれは神の言葉であるからである」の類。
せんげん‐し【選言肢】
選言的判断において、選択されるべき2個またはそれ以上の述語。例えば、「受験者は合格者か不合格者かのいずれかである」における合格者・不合格者。
せんげんてき‐はんだん【選言的判断】
論理学で、命題において二つ以上の選言肢が含まれ、少なくともそのうちの一つが選択されるべきことを立言する判断。離接的判断。選言判断。→定言的判断 →仮言的判断
せんげん‐てき【選言的】
[形動]《disjunctive》論理学で、命題において二つ以上の選言肢が含まれ、少なくともそのうちの一つが選択されるべきことを示すさま。
ぜん‐しょう【全称】
論理学で、判断において主語の外延全体に論及すること。→特称 →単称
せんしんこく‐びょう【先進国病】
成熟した資本主義国において、出生率の低下による社会の高齢化、社会保障費の膨張、産業の空洞化による失業率の上昇などを背景に低成長が続くこと。
せんばつ‐いくしゅ【選抜育種】
品種改良において、ある特定の有用な形質をもつ品種を選びだし、その品種同士のかけあわせを繰り返して育種すること。