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辞書
1 「においやか1」に同じ。
「電灯の光を浴びている遊女 (おんな) の—な白粉の顔が」〈近松秋江・青草〉
2 「においやか2」に同じ。
「ふかぶかと胸一杯に—な空気を吸い込んだりした」〈梶井・瀬山の話〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・てふかぶかと胸一杯に匂やかな空気を吸い込めば、ついぞ胸一杯に呼吸し・・・ 梶井基次郎「檸檬」
・・・ら、何故か苦しそうに匂やかな二つの眉をひそめて声を出すのであった。・・・ 宮本百合子「或る日」
・・・眼を見ひらいた美しい匂やかなまなざしを、わたしたちは自分に持ちたい・・・ 宮本百合子「自覚について」
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