かつ‐れき【活歴】
歌舞伎で、在来の時代物の荒唐無稽(こうとうむけい)を排し、史実を重んじて歴史上の風俗を再現しようとする演出様式。明治初期から中期にかけて、9世市川団十郎らが主唱した。
かつらりきゅうくうかんとかたち【桂離宮空間と形】
写真家、石元泰博による桂離宮の写真集。同離宮の大修復を受けて、昭和56年から57年(1981〜1982)にかけて撮影されたカラー写真をまとめたもの。昭和58年(1983)刊行。
かつらにほんけんちくにおけるでんとうとそうぞう【桂日本建築における伝統と創造】
《「桂」は「KATSURA」とも書く》写真家、石元泰博による桂離宮の写真集。昭和28年から29年(1953〜1954)にかけて撮影したモノクロ写真の集成で、昭和35年(1960)に刊行。テキスト...
かのこりょうらん【かの子撩乱】
瀬戸内晴美による岡本かの子の伝記小説。昭和37年(1962)から昭和39年(1964)にかけて「婦人画報」誌に連載。単行本は昭和40年(1965)刊行。姉妹編に「かの子撩乱その後」がある。
かぶばん【株番】
江戸後期の俳諧書。1冊。小林一茶著。文化9年(1812)から翌年にかけて下総(しもうさ)・江戸・信濃と旅行したときの、発句・連句・随筆を収録。
カタコンベ‐デイ‐カプチーニ【Cattacombe dei Cappuccini】
イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の都市パレルモにある地下墓所。カトリック修道会フランチェスコ会の三独立分派の一つであるカプチン会の修道院の地下にあり、17世紀から18世紀にかけての約80...
かみのなかのもくしろく【紙の中の黙示録】
佐野真一のルポルタージュ。副題「三行広告は語る」。平成2年(1990)刊行。新聞の三行広告を起点に、昭和末からバブル時代にかけての日本社会の実相を描いたノンフィクション。
カミナルフユ【Kaminaljuyú】
グアテマラの首都グアテマラにあるマヤ文明の都市遺跡。市街西郊に位置する。紀元前4世紀から紀元3世紀まで栄えたのち、一時期衰退。5世紀から7世紀にかけて、メキシコのテオティワカン文化の影響の下で再...
ガムラ‐ウプサラ【Gamla Uppsala】
スウェーデン南東部の都市ウプサラ北郊にある遺跡。5世紀から6世紀にかけてスウェーデン王が居住した政治と宗教の中心地とされ、王、子、孫の3代が眠ると伝えられる三つの連続した墳丘がある。
カモニカ‐けいこく【カモニカ渓谷】
《Val Camonica》イタリア北部、ロンバルディア州、アルプス山麓のオーリオ川沿いにある渓谷。旧石器時代から古代ローマ時代にかけて、先住民族が描いた線刻画が残されている。1979年に「バル...