イスマイールサーマーニ‐びょう【イスマイールサーマーニ廟】
《Somoniylar Maqbarasi》ウズベキスタン南東部の都市ブハラの旧市街にある霊廟。サーマーン朝のイスマイール=サーマーニが9世紀末から10世紀半ばにかけて父親のために建造。のちにサ...
イスティクラル‐モスク
《Masjid Istiqlal》インドネシアの首都ジャカルタの市街中心部にあるイスラム寺院。ムルデカ広場に隣接する。1961年から1978年にかけて建造。直径45メートルのドームをもち、東南ア...
いずものおくに【出雲の阿国】
有吉佐和子の長編小説。昭和42年(1967)より「婦人公論」誌にて連載。昭和43年(1968)、第6回婦人公論読者賞受賞。昭和44年(1969)から昭和47年(1972)にかけて単行本全3巻を刊...
いたいいたい‐びょう【イタイイタイ病】
富山県、神通川流域で発生した慢性カドミウム中毒。大正から昭和20年代にかけて多発。骨が冒され、痛みが激しく骨折しやすい。鉱山廃水が原因であることが解明され、昭和43年(1968)公害病に認定。
いせ‐こう【伊勢講】
伊勢参宮を目的とした講。旅費を積み立て、くじで代表を選んで交代で参詣した。太太神楽(だいだいかぐら)を奉納するので伊勢太太講(だいだいこう)ともいわれる。中世末より近世にかけて盛んに行われた。《...
イスラム‐きょう【イスラム教】
《(アラビア)al-Islām》世界宗教の一。7世紀初めに、アラビアのメッカでムハンマド(マホメット)が創唱した。ユダヤ教・キリスト教と並ぶ一神教で、神からの啓示の記録とされるコーランが聖典。信...
いっぽん‐ぐま【一本隈】
歌舞伎の隈取りの一。鼻の脇から目の下を通り、こめかみにかけて紅で描いた隈。2世市川団十郎が工夫したもので、「国性爺合戦」の和藤内など荒事の立役に用いる。
イドラ【Hydra/Ύδρα】
ギリシャ南部、サロニコス湾とアルゴリコス湾の間に浮かぶイドラ島の北部にある港町。同島の玄関口。後期ビザンチン様式の聖母マリア修道院があるほか、18世紀から19世紀にかけて海運で富を得た船主たちが...
いわぬ‐いろ【言はぬ色】
《クチナシを「口無し」にかけて》くちなし色。濃い黄色。「九重にあらで八重咲く山吹の—をば知る人もなし」〈新古今・雑上〉
いよ‐なだ【伊予灘】
瀬戸内海西部、佐田岬半島から屋代(やしろ)島にかけて広がる海域。北東は安芸(あき)灘に、西は周防(すおう)灘に接する。