しろすじ‐かみきり【白条天牛】
カミキリムシ科の昆虫。体長約5センチ、黒色の地に白い不規則な条紋がある。幼虫は鉄砲虫とよばれ、クリ・クヌギ・カシ・シイなどの材部に食い入る。北海道を除く日本各地に普通にみられる。
しんたん‐りん【薪炭林】
薪(たきぎ)や炭の原料となる木材を採取するための森林。クヌギ、コナラ、ヤマザクラ、エノキなどの樹種で構成された、いわゆる里山の雑木林を指す。
そで‐の‐わかれ【袖の別れ】
男女が互いに重ね合った袖を解き放して別れること。きぬぎぬの別れ。「白たへの—は惜しけども思ひ乱れて許しつるかも」〈万・三一八二〉
たま‐ばち【癭蜂】
膜翅(まくし)目タマバチ科のハチの総称。小形で、多くは黒色か褐色。幼虫は植物に寄生し、虫癭(ちゅうえい)(虫こぶ)をつくる。クリタマバチ・クヌギタマバチなど。ふしばち。
たん【袒】
[音]タン(漢) はだぬぎになる。ひとはだ脱ぐ。加勢する。「左袒・偏袒」
たん‐ざい【炭材】
木炭にする材木。クヌギ・ナラなど。
たん‐せき【袒裼】
帯から上の衣服を脱いで肌を出すこと。はだぬぎ。
だっ‐し【脱屣】
1 履物をぬぎ捨てること。転じて、未練なく物を捨て去ること。 2 《「孟子」尽心上から》帝王が執着なく位を去ること。
ちょ‐れき【樗櫟】
《樗(おうち)も櫟(くぬぎ)も用途の少ない木であるところから》役に立たない木。転じて、役に立たない人。また、自分をへりくだっていう語。
つつみ‐ぶみ【包み文】
薄様(うすよう)などを上おおいにした手紙。特に平安時代、後朝(きぬぎぬ)の手紙や懸想(けそう)文に用いた。「緑の薄様なる—の、大きやかなるに」〈源・浮舟〉