たん【袒】
[音]タン(漢) はだぬぎになる。ひとはだ脱ぐ。加勢する。「左袒・偏袒」
だっ‐し【脱屣】
1 履物をぬぎ捨てること。転じて、未練なく物を捨て去ること。 2 《「孟子」尽心上から》帝王が執着なく位を去ること。
たん‐せき【袒裼】
帯から上の衣服を脱いで肌を出すこと。はだぬぎ。
たん‐ざい【炭材】
木炭にする材木。クヌギ・ナラなど。
ちょ‐れき【樗櫟】
《樗(おうち)も櫟(くぬぎ)も用途の少ない木であるところから》役に立たない木。転じて、役に立たない人。また、自分をへりくだっていう語。
ぬぎ‐か・ける【脱(ぎ)掛ける】
[動カ下一][文]ぬぎか・く[カ下二] 1 衣服を脱ぎはじめる。途中まで脱ぐ。「—・けたコートをまた着直す」 2 衣服を脱いで物や肩に掛ける。「我が身は竹の林にあらねどもさたが衣を—・くるかな」...
てこ‐まい【手古舞】
《「梃子前(てこまえ)」からという》江戸の祭礼で余興に行われた舞。のち舞は絶え、特殊な男装をした女性が、男髷(おとこまげ)に片肌ぬぎで腹掛け・たっつけ袴(ばかま)・脚絆(きゃはん)などをつけ、紺...
どん‐ぐり【団栗/橡】
クヌギ・カシワ・コナラ・カシなどのブナ科植物の実。球形や卵形で堅く、下方を殻斗(かくと)が包む。《季 秋》「—の寝ん寝んころりころりかな/一茶」
つるばみ【橡】
1 クヌギ、またはその実のどんぐりの古名。〈和名抄〉 2 1の実またはその梂(かさ)を煮た汁で染めた色。灰汁(あく)媒染して薄茶色、鉄媒染して焦げ茶色や黒色に染める。また、その色の衣服。 ㋐奈良...
つつみ‐ぶみ【包み文】
薄様(うすよう)などを上おおいにした手紙。特に平安時代、後朝(きぬぎぬ)の手紙や懸想(けそう)文に用いた。「緑の薄様なる—の、大きやかなるに」〈源・浮舟〉