ぬけ‐ば【抜け歯】
抜け落ちた歯。また、あちこち抜けている歯。
抜(ぬ)けば玉(たま)散(ち)る氷(こおり)の刃(やいば)
研ぎすまされた刀が輝くさまをいう言葉。活動写真の弁士が剣劇で用いた。
ぬけ‐ぶね【抜け船】
1 役目についている船を臨時に他の用に使うこと。また、その船。「—を急がせ」〈浮・一代男・五〉 2 江戸時代、鎖国の禁を犯して密貿易を行った船。
ぬけ‐まいり【抜け参り】
親や主人の許しを受けないで家を抜け出し、往来手形なしで伊勢参りに行くこと。江戸時代に流行し、黙認された。
ぬけ‐みち【抜け道/抜け路】
1 本道をはずれた近道。間道。「—を使って先まわりする」 2 逃れる手だて。また、逃げ口上。口実。「法の—」
ぬけ‐め【抜け目】
抜けたところ。欠けているところ。また、手抜かり。
抜(ぬ)け目(め)がな・い
注意深く、やることに抜けたところがない。また、自分の利益になりそうだと見れば、その機会を逃さない。「万事に—・い」
ぬ・ける【抜ける】
[動カ下一][文]ぬ・く[カ下二] 1 中にはまっていたものや、ついていたものが離れて取れる。「歯が—・ける」「栓が—・ける」「髪の毛が—・ける」 2 中に満ちていたり含まれたりしていたものが外...
ぬける‐よう【抜ける様】
[連語]「抜ける9」に同じ。「—な青空」
ぬけ‐ろじ【抜け露地】
「抜け小路(こうじ)」に同じ。