ねり‐くこん【煉り九献】
白酒(しろざけ)をいう女房詞。
ねり‐くよう【練(り)供養/邌り供養】
1 寺院の法会で、来迎(らいごう)する諸菩薩(ぼさつ)に仮装して練り歩く仏事。5月14日の中将姫の忌日に行われる奈良の当麻寺(たいまでら)のものが有名。《季 夏》「—まつりがほなる小家かな/蕪村...
ねり‐ぐすり【練(り)薬/煉り薬】
1 薬剤を蜂蜜(はちみつ)や水飴(みずあめ)などで練り合わせてつくった薬。ねりやく。 2 練ってつくった外用薬。膏薬(こうやく)。
ねり‐ぐら【練り鞍/煉り鞍】
木地全体を、水にひたして柔らかくした牛の革で包み、乾燥して固めてから漆塗りをした鞍。
ねり‐けしゴム【練(り)消しゴム】
粘土のように変形する、やわらかい消しゴム。消しかすが出ない。練り消し。
ねり‐こ【練(り)粉/煉り粉】
粉を練ったもの。
ねり‐こう【練(り)香/煉り香】
麝香(じゃこう)・沈香(じんこう)などの粉末に甲香をまぜ、蜜や糖などで練り合わせた香。合わせ香。合わせ薫物(たきもの)。
ねり‐こうじ【練り麹/煉り麹】
麹に、塩と煮つめた酒を加えて練りまぜたもの。貯蔵用の麹。
ねり‐こ・む【練(り)込む】
[動マ五(四)] 1 練り歩いて入りこむ。「お神輿(みこし)が神社へ—・む」 2 練って中に入れる。「パン生地にバターを—・む」
ねり‐ざけ【練(り)酒/煉り酒】
白酒に似て濃く粘りけのある酒。普通の清酒にまぜて飲む。蒸したもち米を酒とまぜ、石臼でひいて漉(こ)して製した博多産のものが有名であった。練貫酒(ねりぬきざけ)。練貫。練り。