ねんぶつ‐ざんまい【念仏三昧】
心をもっぱらにして仏を念じること。また、一心に念仏を唱えること。
ねんぶつ‐しゅう【念仏宗】
念仏によって極楽浄土に往生することを求める宗派。浄土宗・浄土真宗・時宗(じしゅう)など。
ねんぶつ‐じ【念仏寺】
京都市右京区にある浄土宗の寺。山号は華西山。空海開創の五智山如来寺を法然が中興し、現寺号に改めたと伝える。8月24日の地蔵盆の千灯供養は有名。化野(あだしの)の念仏寺。
ねんぶつ‐じゃく【念仏尺】
近世以前用いられた竹尺の一。曲尺(かねじゃく)より4厘長い。近江(おうみ)国の伊吹山から発掘された念仏塔婆に刻まれた尺度に拠るところからの称といわれる。
ねんぶつ‐せん【念仏銭】
絵銭(えぜに)の一。南無阿弥陀仏の六字の名号を鋳出したもの。
ねんぶつ‐だい【念仏鯛】
テンジクダイ科の海水魚。全長12センチ。体は長楕円形で側扁し、桃色で、上あごから背のほうと目を通るものと2本の黒いすじが走る。雄は卵を口に入れて守る習性がある。本州中部以南に分布。
ねんぶつ‐どう【念仏堂】
寺院内に設けた、念仏修行のための堂。
ねんぶつひじりさんごくし【念仏ひじり三国志】
寺内大吉の長編歴史小説。副題「法然をめぐる人々」。法然上人鑽仰会の機関誌「月刊浄土」に昭和49年(1974)から連載。昭和57年(1982)から昭和58年(1983)にかけて、全5巻を刊行。昭和...
ねんぶつ‐もん【念仏門】
念仏によって浄土に往生することを願う法門。浄土教をいう。
ねん‐ぶん【年分】
1 天皇に奏上して年分度者を許されること。 2 「年賦(ねんぷ)」に同じ。「—に其家を立てんといへば」〈浮・永代蔵・三〉