のさ
[形動ナリ]のんびりしているさま。また、間が抜けているさま。「おほやうにせんと心がくれば、見所少なくて、—になる相あり」〈花鏡〉
のさか【野坂】
姓氏の一。 [補説]「野坂」姓の人物野坂昭如(のさかあきゆき)野坂参三(のさかさんぞう)
のさか‐さんち【野坂山地】
福井県南部・滋賀県北部にまたがる山地。山地の地溝部分は、かつて京都から若狭(わかさ)に抜けて日本海側に出る街道へと通じる重要な交通路だった。名の由来は、敦賀(つるが)市にある山地最高峰の野坂岳(...
の‐さき【荷前/荷向】
平安時代、諸国から貢ぎ物として奉られた初物。これを伊勢神宮をはじめ諸陵墓に奉った。にさき。
のさき‐の‐つかい【荷前の使】
荷前を奉る行事のために朝廷から派遣された勅使。
のさっぷ‐みさき【納沙布岬】
北海道東部、根室半島先端の岬。北海道の最東端にある。のしゃっぷみさき。野寒布(のしゃっぷ)岬とは別。 [補説]アイヌ語「ノッ‐サム」(岬のほとり)という集落の名から。
のさ‐のさ
[副] 1 ゆっくりと歩くさま。のそのそ。「傍らの叢(くさむら)から、—と出たのは蟇(ひき)で」〈鏡花・高野聖〉 2 のんびりしているさま。「いとしづかに馬を飼うて—としてぞ居たりける」〈太平記...
のさばり‐かえ・る【のさばり返る】
[動ラ五(四)]「のさばる」を強めていう語。「権勢を笠に着て—・る」
のさ‐ば・る
[動ラ五(四)] 1 ほしいままに伸び広がる。「雑草が—・る」 2 わがもの顔で振る舞う。勢力を振るう。「新参者が—・る」 [可能]のさばれる
のさ‐もの【のさ者】
のんき者。また、横着者。怠け者。「源三といふ—を遣(つか)はしたれば」〈義経記・四〉