ぜん【膳】
[名] 1 料理をのせて人に供する台。脚付きのものや、折敷(おしき)などがある。「—につく」 2 調えられた料理。また、食事。「10人分の—」 [接尾]助数詞。 1 食器に盛った飯を数えるの...
せん‐れん【洗練/洗煉/洗錬】
[名](スル)《物を洗い、または練ってよくする意から》 1 詩歌・文章の表現を推敲して、よりよいものにすること。「—を極めた文体」 2 人柄や趣味などを、あかぬけのした優雅・高尚なものにすること...
それ‐に
[接] 1 そのうえ。それに加えて。「晴れたし、—風もない」 2 そうであるのに。それなのに。「殿上の台盤には人もつかず。—、豆一盛りやをらとりて」〈枕・一〇八〉 3 それにより。その結果。「右...
だ【朶】
[接尾]助数詞。 1 枝についている花ぶさを数えるのに用いる。「万—の桜」 2 雲や山など、かたまりになっているものを数えるのに用いる。「四五—の山の雨に粧へる色、両三行の雁の雲に点ずる秋」〈和...
せき‐ひつ【石筆】
1 蝋石(ろうせき)を加工して鉛筆状につくったもの。石盤に文字や絵をかくのに用いる。 2 黒色または赤色の粘土を乾かして固め、筆の穂の形に作ったもの。管に挟んで書画をかくのに用いた。
だろ◦う
[連語]《断定の助動詞「だ」の未然形+推量の助動詞「う」》不確かな断定、あるいは推定の意を表す。「彼はきっと成功する—◦う」「むこうの山が南アルプス—◦うか」→のだろう [補説]現代語では、主に...
だ‐のに
[接]前述の事柄を受けて、それと相反する内容を導く。なのに。それなのに。「待っていた。—、とうとう来なかった」
頼(たの)む木(こ)の下(もと)に雨(あめ)漏(も)る
《せっかく木陰に雨宿りしたのに、そのかいもなくそこにも雨が漏ってくる、という意から》頼みにしていたのにあてがはずれること。
だ‐に
[連語]《断定の助動詞「だ」+接続助詞「に」》 1 (終助詞的に用いて)軽い感動の意を添える。…だからなあ。…なのになあ。「恰(ちょう)ど仕立物に掛ったとこ—」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉 2 逆...
たち‐かえり【立(ち)返り/立(ち)帰り】
[名]行ってすぐに帰ること。「—にもと思へども、おのづから日頃経ることも」〈浜松・二〉 [副] 1 折り返してすぐに。手紙などを受け取ってすぐに返事を返すさま。「御返しに…鳥の声は孟嘗君のに...