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馬に負わせた荷物

「—のつづらを幸と」〈浄・伊賀越

《古くは「たに」とも》

  1. ダニ目の節足動物総称。体は頭・胸・腹の区別がない楕円形で、ふつう歩脚は四対。種類が多く、人畜について血を吸うイエダニツツガムシなどのほか、食料品につくコナダニホコリダニ、農作物を加害するハダニなど有害なものが知られるが、無害種類のほうがはるかに多い。

  1. 自分では働かず、ゆすり・たかりで暮らす嫌われ者。「街の—」

[補説]「蟎」は国字
[副助]名詞活用語連体形連用形副詞助詞に付く。
  1. 仮定意志・願望・命令などの表現を下に伴って、取り上げた事柄が最小限であることを強く示す。せめて…だけでも。

    1. 「ここに心にもあらでかくまかるに、昇らむを—見送り給へ」〈竹取

  1. 軽い事柄をあげて他のより重い事柄のあることを類推させる意を表す。…さえも。…でさえ。…だって。

    1. 「消息 (せうそこ) を—言ふべくもあらぬ女のあたり(=身辺)を思ひける」〈伊勢七三

[補説]上代では1が主で、2は「すら」の領域であったが、平安時代には多く打消しの表現呼応する形で「すら」の領域をも兼ねるようになった。また、平安時代の末ごろからは添加の意の「さへ」に近い用法も現れ、室町時代には2用法は「さへ」が代用するようになった。
連語断定の助動詞「だ」+接続助詞「に」》
  1. (終助詞的に用いて)軽い感動の意を添える。…だからなあ。…なのになあ。

    1. 「恰 (ちょう) ど仕立物に掛ったとこ—」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉

  1. 逆接的な接続を表す。…なのに。

    1. 「あれは夏あるくもん—霜枯には珍らしいの」〈滑・浮世床・初〉

  1. 順接的な接続を表す。…だから。

    1. 「久しぶり—、ちょっと参らうかと思ひやす」〈洒・辰巳之園

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