ヒノキやマキの内皮を砕いて柔らかくしたもの。舟や樋 (とい) などの材の継ぎ目につめこんで水漏れを防ぐのに用いる。のめ。まいはだ。

矢口の渡りの船の底を二所 (ふたところ) えり貫いて、—を差し」〈太平記三三

石川県南部にある市。手取川南岸に田園地帯が広がる。平成17年(2005)2月に根上 (ねあがり) 町、寺井町、辰口 (たつのくち) 町が合併して成立。人口4.9万(2010)。

ノミ目の昆虫総称微小で、雌は雄より大きい。体は左右に扁平。翅 (はね) をもたず、後ろ脚は発達し、よく跳躍する。口は管状で、哺乳類のほか鳥類に寄生して吸血し、伝染病を媒介するものもある。ヒトノミ・ネコノミ・イヌノミなど。隠翅 (いんし) 類。 夏》「—虱 (しらみ) 馬の尿するまくらもと/芭蕉

動詞「のむ」の連用形「のみ」の名詞化》

  1. 飲むこと。特に、酒やタバコをのむこと。「—の席」

  1. 飲み口」の略。

  1. (呑み)「呑み行為」の略。

木材・石材金属などに穴をあけたり、溝を刻んだりするのに用いる工具。柄の先に刃がつき、柄頭を槌 (つち) でたたくか、手で突くかして削る。刃先の形により、平のみ・丸のみ・壺のみなどがある。

[副助]種々の語に付く。
  1. ある一つの事柄状態限定していう意を表す。…だけ。…ばかり。「あとは結果を待つ—である」「日本—ならず全世界の問題だ」

    1. 「ももづたふ磐余 (いはれ) の池に鳴く鴨 (かも) を今日—見てや雲隠りなむ」〈・四一六〉

  1. ある一つの事柄状態を取り出して強調する意を表す。ただもう。「色合いが美しい—で、何のとりえもない絵だ」

    1. 「み心を—惑はして去りなむことの、悲しく耐へ難く侍るなり」〈竹取

  1. 文末にあって)感動を込めて強く言い切る意を表す。「あとは開会式を待つ—」

    1. 「争 (いかで) か反逆 (ほんぎゃく) の凶乱をしづめん—」〈平家・七〉

[補説]「の身」から出て、「それ自身」というように上の語を強く指示するのが原義という。現代語では、主に文語的表現に用いられる。→のみかのみならず

出典:gooニュース

出典:青空文庫

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