のりとこう【祝詞考】
祝詞の注釈書。3巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和5年(1768)成立。寛政12年(1800)刊。「延喜式」所収の祝詞の学問的研究として最初のもの。
のりと‐ごと【祝詞言】
「のりと」に同じ。「中臣(なかとみ)の太(ふと)—言ひ祓(はら)へ贖(あか)ふ命も誰(た)がために汝(なれ)」〈万・四〇三一〉
糊(のり)と鋏(はさみ)
糊と鋏とで作る意で、先人の文章などをつなぎ合わせて自分の著作をこしらえることにいう。「—の論文」
のり‐と・る【則る/法る】
[動ラ四]《則(のり)をとる意》手本とする。模範にする。のっとる。「これを宗とぞともに—・る」〈日本紀竟宴和歌〉
のり‐と・る【乗り取る】
[動ラ四]「乗っ取る」に同じ。「主君あの城を落とせと仰せられ候わば、鉄壁なりとも—・り申すべく」〈鴎外・興津弥五右衛門の遺書〉
のり‐なら・す【乗(り)慣らす/乗り馴らす】
[動サ五(四)]馬などの動物や車に乗ってならす。乗りやすくする。「悍馬(かんば)を—・す」
のり‐な・れる【乗(り)慣れる/乗り馴れる】
[動ラ下一][文]のりな・る[ラ下二]馬や乗り物などに乗るのになれる。乗りつける。「—・れたバイク」
のり‐にげ【乗(り)逃げ】
[名](スル) 1 乗った乗り物の代金を払わないで逃げること。「タクシーを—する」 2 他人の乗り物を盗んで、それに乗って逃げること。「自転車を—された」
のり‐ぬき【糊抜き】
[名](スル)新しい反物(たんもの)の糊を洗い去って柔らかくすること。「—した裏地」
のり‐の‐あめ【法の雨】
仏法が衆生(しゅじょう)をあまねく慈(いつく)しみうるおすことを、雨にたとえていう語。法雨(ほうう)。「よそに聞く袂のみこそそぼちけれあまねく—はそそげど」〈伊勢集〉