なつ‐はぎ【夏萩】
1 夏に花の咲くハギ。特に、ミヤギノハギをさす。《季 夏》「—の花のともしく夕すだれ/亜浪」 2 襲(かさね)の色目の名。表は青、裏は紫。陰暦5、6月に用いる。
ふるき
黒貂(くろてん)の古名。「表着(うはぎ)には—の皮衣(かはぎぬ)」〈源・末摘花〉
はぎ‐こ【接ぎ子】
はぎ合わせた衣服。また、はぎ合わせた部分。
ひめ‐はぎ【姫萩】
ヒメハギ科の多年草。山野に生え、高さ約20センチ。根際から分枝した多数の茎に卵形の葉が互生する。4〜7月、ハギに似て小さい紫色の蝶形花を開く。実は扁平で2枚の殻がある。
ぎん‐ぎん
[形動]あることに熱中して気分が高揚しているさま。また、その対象にもいう。「—に踊りまくる」「—なロック」 [副](スル) 1 犬や虫などがうるさく鳴くさま。「蝉が—鳴いていた」〈葛西・子を...
あわせ‐はぎ【合(わ)せ矧ぎ】
矢羽のはぎ方の一。異なる種類の鳥の羽を取り合わせて矢をはぐこと。まぜはぎ。
うつ‐はぎ【全剝ぎ】
《「うつ」は全く、すっかりの意》そっくりはぎ取ること。まるはぎ。「—に剝(は)ぎとられ、裸兎(はだかうさぎ)の」〈根無草・後・跋〉
いけ‐はぎ【生け剝ぎ】
天(あま)つ罪の一。牛や馬などの動物の皮を、生きたままはぎ取ること。いきはぎ。「畔(あ)放ち…串剝ぎ、—、逆(さか)剝ぎ、屎戸(くそへ)、ここだくの罪を天つ罪と」〈祝詞・六月晦大祓〉
カッシュ‐モレ【(フランス)cache-mollet】
《cacheは「隠す」、molletは「ふくらはぎ」の意》スカートが、ふくらはぎが隠れるぐらいの長さの丈のこと。
おん‐じ【遠志】
中国産のヒメハギ科の多年草、イトヒメハギの根。漢方で鎮咳(ちんがい)薬などにする。