なぞえ
ななめ。はすかい。また、斜面。「青い竹垣を—に向の方へ廻り込んで」〈漱石・永日小品〉
なれ‐もの【馴れ者】
世なれた人。「物言ひて人笑はする—なる翁にてぞありければ」〈今昔・二八・五〉
など【何ど】
[副]《「なにと」の音変化》なぜ。どうして。「—かくはするぞ」〈宇治拾遺・一〇〉
なぞえ【準へ/准へ/擬へ】
《動詞「なぞう」の連用形から》比較すること。区別すること。「あふなあふな思ひはすべし—なく高き卑しき苦しかりけり」〈伊勢・九三〉
ねっ‐ち【熱地】
1 暑さの激しい土地。また、熱帯地方。「哈氏(ハスチングス)、印度(インヂヤ)の—に在り」〈中村訳・西国立志編〉 2 繁華な所。「烹店船宿も亦た其の間に興って更に一—を為す」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
のうりき‐ずきん【能力頭巾】
能・狂言で用いる頭巾の一。頭頂を折って後ろに垂らしたもの。能では能力(のうりき)などの役に、狂言ではすっぱ・新発意(しんぼち)などの役に用いる。強師頭巾(ごうしずきん)。
はす‐だ【蓮田】
ハスを栽培する田。れんこん畑。
はす【蓮】
《「はちす」の音変化》ハス科の水生の多年草。根茎は節が多く、晩秋に末端部が肥厚し、蓮根(れんこん)といい、食用。葉は円形で長い柄をもち水上に出る。夏、水上に花茎を伸ばし、紅・淡紅・白色などの大き...
はす【斜】
ななめ。はすかい。「道を—に横切る」
はす‐かい【斜交い】
ななめ。はす。また、ななめに交わること。「—に横切る」「支柱を—に立てる」