うつり‐ぎ【移り気】
[名・形動]《古くは「うつりき」とも》 1 興味の対象をたやすく別のものに向けること。また、そういう性質。浮気。「—な薄情者」 2 ふとしたはずみで起こる感情。特に異性にひかれる思い。出来心。「...
かる‐はずみ【軽はずみ】
[名・形動] 1 その時のはずみで、深い考えもなしに言ったり、したりすること。また、そのさま。軽率(けいそつ)。「—な行い」「—にしゃべるな」 2 ちょっとしたこと。軽妙なこと。また、そのさま。...
牛(うし)の一散(いっさん)
歩みの遅い牛が何かのはずみで一散に走るように、平生ぐずぐずしている人が深い思慮もなくむやみにはやり進むことがあることのたとえ。
おおな‐おおな
[副] 1 人目をはばからず夢中になるさま。本気になって。ひたすら。「—言出づることをものうくはもてなすべきぞ」〈源・早蕨〉 2 思慮に欠け軽はずみなさま。うっかり。うかうかと。「民部卿などの、...
かろ‐はずみ【軽はずみ】
[名・形動]「かるはずみ」に同じ。
けい‐そつ【軽率】
[名・形動]物事を深く考えずに軽々しく行うこと。また、そのさま。かるはずみ。「—な判断」⇔慎重。 [派生]けいそつさ[名]
けい‐きょ【軽挙】
軽はずみな行い。「—を慎む」
けい‐そう【軽躁】
[名・形動]落ち着きがなく騒がしいこと。思慮が浅く軽はずみなこと。また、そのさま。「—な性格」
きょう‐こつ【軽忽/軽骨】
[名・形動] 1 かるがるしいこと。軽はずみなこと。また、そのさま。けいこつ。「忽ちきゃっきゃっと—な声を発し」〈二葉亭・浮雲〉 2 ばかげたこと。とんでもないこと。また、そのさま。「なう—や、...
かろ・ぶ【軽ぶ】
[動バ上二] 1 軽そうである。かるがるとしている。「—・び涼しげなる御中に」〈枕・三五〉 2 軽率である。軽はずみである。「—・びたる名をや流さむ」〈源・帚木〉 3 低い身分・官位である。「い...