さわ‐さわ【爽爽】
[副]《歴史的仮名遣いは「さわさわ」とも》 1 風が木立の葉をそよがせながら、さわやかに吹くさま。「秋風が—(と)吹く」 2 気分がさっぱりしているさま。さわやかに。「御心地、—となりて」〈宇治...
こく‐じん【国人】
1 一国の人民。その国の人。国民。 2 国衙(こくが)領の住民のうち、特に有力名主層の称。中世では幕府の支配に抗して地方で小規模な領主制を形成した地頭・荘官・有力名主の総称。郡ないし一国規模で行...
言葉(ことば)を濁(にご)・す
はっきり言わないで、あいまいに言う。口を濁す。「—・して本心を明かさない」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「言葉を濁す」と「口を濁す」について、どちらの言い方を使うか尋ねた...
このて‐がしわ【児の手柏/側柏】
ヒノキ科の常緑高木。枝は手のひらを立てたように出て、うろこ状の葉を密生し、表と裏がはっきりしない。春、雄花と雌花とが単生し、球果には突起がある。中国北西部の原産で、植栽される。
こと‐わ・る【理る】
[動ラ四]《「事割る」の意》物事の筋道をはっきりさせる。是非を判断する。「とりどりに—・りて、中の品にぞ置くべき」〈源・帚木〉
ご‐び【語尾】
1 話し言葉で、ひと続きの言葉の終わりの部分。「—がはっきりしない」⇔語頭。 2 単語の末尾の部分。「英語の複数形は—にsを付けて示す」 3 文法用語で、活用語が他の語に続いたりする場合に、語形...
乞食(こじき)の嫁入(よめい)り
《「振袖(ふりそで)振らぬ」を「降りそで降らぬ」に掛けたしゃれ》雨が降りそうで降らないこと。天気のはっきりしないことのたとえ。
ご‐みゃく【語脈】
文の中での、語と語とのつながりぐあい。「—のはっきりしない文章」→文脈
言(こと)に出(い)・ず
言葉に出す。はっきりと口に出す。「—・でて言はばゆゆしみ朝顔のほには咲き出ぬ恋はするかも」〈万・二二七五〉
こ‐し‐かた【来し方】
[連語]《「こ」は動詞「く(来)」の未然形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形》 1 過ぎ去った時。過去。きしかた。「—は暗い苦悩(くるしみ)と悲痛(かなしみ)とに満たされていた」〈万太郎・末枯...