ぼう‐ばく【茫漠】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 広々としてとりとめのないさま。「—たる砂漠地帯」 2 はっきりしないさま。「—とした話」
ペール‐トーン【pale tone】
淡い、はっきりしない色調のこと。→パステルカラー
へい‐めい【平明】
[名・形動] 1 わかりやすくはっきりしていること。また、そのさま。「—な解説」 2 夜明け。明け方。 [派生]へいめいさ[名]
ふら‐ふら
[副](スル) 1 揺れ動いて安定しないさま。「悪路でハンドルが—する」 2 からだに力がはいらないさま。意識がはっきりしないさま。「熱で—する」「—した足どり」 3 自覚や目的のないまま行動...
ぶん‐せつ【分節】
1 全体をいくつかの区切りに分けること。また、その区切り。 2 《articulation》個々の音をはっきり発音すること。また、音声を出すための音声器官の調節や運動。 3 《syllabica...
ふる‐ぼ・ける【古惚ける/古呆ける】
[動カ下一]古くなって、きたならしくなる。古くなって色や形がはっきりしなくなる。「—・けた看板」
ぶん‐だ・つ【分立つ】
[動タ四] 1 区別がはっきりしている。きわだつ。「白川の流れ、西の岸根—・って」〈浮・三所世帯〉 2 他と分けて別にする。独立させる。「お亀夫婦を引き取って、—・って商ひさせ」〈浄・卯月の潤色〉
へい‐えん【炳焉】
[ト・タル][文][形動タリ]はっきりとしているさま。あきらかなさま。炳然。炳乎(へいこ)。「時に—とした悲しみに」〈嘉村・途上〉
ぶん‐めい【分明】
[名・形動](スル)《古くは「ふんめい」とも》 1 他との区別がはっきりしていること。あきらかなこと。また、そのさま。ぶんみょう。「—な事実」 2 明らかになること。「事実はすぐに—した」
目(め)は両視(りょうし)せずして明(あき)らかに耳(みみ)は両聴(りょうちょう)せずして聡(さと)し
《「荀子」勧学から》両眼は二つのものを同時に見ないからはっきり見え、両耳は二つの音を同時に聞かないから的確なのである。一事に集中せよという戒め。