ほんまつ‐てんとう【本末転倒】
[名](スル)根本的で重要なこととささいでつまらないことを取り違えること。「—もはなはだしい」「—した考え」
ぼろ
[接頭]《形容詞「ぼろい」の語幹から》動詞の連用形から変化した名詞に付いて、程度のはなはだしい意を表す。「—儲(もう)け」「—負け」
ぼろ・い
[形] 1 元手や労力にくらべて、利益がはなはだ多い。楽で、もうけが多い。「—・い商売」 2 《「ぼろ(襤褸)」の形容詞化》古くなって傷んでいる。ぼろっちい。「—・い車」 [派生]ぼろさ[名]
まさ‐ざま【増様】
[形動ナリ]程度が一層はなはだしいさま。「あまりさへ疫癘(えきれい)うちそひて—にあとかたなし」〈方丈記〉
ます‐ます【益/益益】
[副]《動詞「ま(増)す」を重ねた語》程度が一層はなはだしくなるさま。いよいよ。「風雨は—激しくなる」「老いて—盛んだ」
道(みち)を聞(き)くこと百(ひゃく)にして己(おのれ)に若(し)く者(もの)莫(な)しと為(な)す
《「荘子」秋水から》道をわずか百ばかり聞いただけで、天下に自分以上の者はないと思い上がる。うぬぼれのはなはだしいことのたとえ。
む‐げ【無下】
[名・形動ナリ] 1 まちがいなくそれであること。また、そのさま。「今は—の親ざまにもてなして扱ひ聞こえ給ふ」〈源・薄雲〉 2 まったく問題にもならないこと。また、そのさま。論外。「—の末に参り...
むちゃ【無茶】
[名・形動] 1 筋道が立たず、道理に合わないこと。また、そのさま。「—を言う」「—な考え」 2 程度がはなはだしいこと。度を越していること。また、そのさま。「—な飲酒」 3 知識がないこと。ま...
めた
[副]度を越えてはなはだしいさま。むやみに。やたらに。「今年は、—水に祟る歳だのう」〈藤村・旧主人〉
めた‐めた
[副] [形動]程度を越えてはなはだしいさま。めちゃめちゃ。「エラー続出で—に負ける」
[副]
に同じ。「名医にかへてみしに、—と悪しくなり」〈浮・永代蔵・六〉