はな‐ぎ【端木】
材木の切れはし。
はな‐ぎ【鼻木】
牛の鼻の両穴を貫いてかける木または金属の環。鼻繋(はながい)。鼻輪。
はな‐ぎれ【花布】
製本で、中身の背の天と地との両端にはりつける布地。本来は補強を目的としたが、現在は装飾用。頂帯。ヘッドバン。
はな‐ぎんちゃく【花巾着】
花虫綱ハナギンチャク目の腔腸動物の総称。海底の砂泥中に半ば埋もれて生活する。イソギンチャクに似るが大きく、触手が内外二段に並ぶ。体色は紫色・紅色など。
はなくい‐どり【花喰鳥】
装飾文様の一。鳳凰(ほうおう)などの瑞鳥(ずいちょう)が花枝などをくわえたもの。ササン朝ペルシアに起源があり、日本では正倉院御物や種々の工芸品にみられ、松喰鶴などの和様化した文様をも生んだ。
はな‐くぎ【花釘】
隠し釘の一。釘の頭に花形などの飾りをつけたもの。
はな‐くじ【花籤/花鬮】
頼母子講(たのもしこう)で、本くじのほかに、いくらかの金銭を分配するためにまぜてあるくじ。
はな‐くそ【鼻糞/鼻屎】
鼻孔の中で鼻汁がほこりとまざって黒く固まったもの。「—をほじる」
はな‐くた【鼻腐】
鼻の欠け落ちること。また、鼻を損じて声のはっきりしないこと。「上り口には—の中年増」〈滑・浮世風呂・二〉
はなくたし【花腐し】
松浦寿輝の短編小説。平成12年(2000)発表。同年、第123回芥川賞受賞。