はな‐すすき【花薄】
[名] 1 穂の出た薄。尾花。《季 秋》「—風のもつれは風が解く/蓼汀」 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は薄縹(うすはなだ)。
[枕]薄の穂の意から、「穂に出づ」「ほのか」にかかる。...
はな‐すすり【洟啜り】
1 鼻汁をすすること。 2 鼻汁をすすりながら泣くこと。すすり泣き。「女達は、もう—をしながら」〈左千夫・野菊の墓〉
はな‐ずおう【花蘇芳】
マメ科の落葉低木。葉は心臓形。春、葉より先に、赤紫色の蝶形の花が密生して咲く。中国の原産。《季 春》
はな‐ずもう【花相撲】
《もと、木戸銭を取らず花(祝儀)だけを受けたところから》本場所以外に興行する相撲。現在では、本場所終了後に行われる慈善・奉納・力士引退相撲などをいう。
はな‐ずり【花摺り】
ハギやツユクサの花を衣に摺りつけて色を染め出すこと。「我が衣は野原篠原萩の—や」〈催馬楽〉
はなずり‐ごろも【花摺り衣】
花摺りにした衣。すりごろも。「萩の上の露もとまらで行く人を—かへれとぞ思ふ」〈待賢門院堀川集〉
はな・せる【話せる】
[動サ下一]《話すことができる意から》話し相手とするに足りる。物わかりがよい。話がわかる。「うちの校長は—・せる」
はな‐せん【花氈】
「花毛氈(はなもうせん)」の略。「車三輛の上に—をしかせ」〈浮・一代男・八〉
はな‐せん【鼻栓】
1 鼻にする栓。競泳・アーティスティックスイミングの選手などが用いる。ノーズクリップの類。 2 木造建築で、材の枘穴(ほぞあな)に他材の枘を貫いたあと、その突出部分に打って固定する木栓。
はな‐ぜんせん【花前線】
⇒開花(かいか)前線