はね‐かずら【はね鬘】
年ごろになった少女がつける髪飾り。材料・形などは不明。「—今する妹をうら若みいざ率川(いざかは)の音のさやけさ」〈万・一一一二〉
はね‐がき【羽掻き】
鳥がくちばしで羽をかきつくろうこと。一説に鳥がはばたくこと。「暁の鴫(しぎ)の—百羽(ももは)がき君が来ぬ夜は我ぞ数かく」〈古今・恋五〉
羽(はね)が生(は)えたよう
品物がどんどん売れるようすのたとえ。また、物や金などがどんどん減るようすのたとえ。「—に売れていく」「—に金が出ていく」
はね‐き・る【羽霧る】
[動ラ四]はばたきをして水しぶきをあげる。「埼玉(さきたま)の小埼の沼に鴨そ—・る己が尾に降り置ける霜を払ふとにあらし」〈万・一七四四〉
はね‐ぎ【跳ね木/刎木/桔木】
1 (桔木)屋根裏に取り付ける材で、梃子(てこ)の原理を利用して軒先をはね上げるようにして支えるもの。屋根の勾配(こうばい)を急にしたり厚みを増したりできるようになる。 2 物を抜き取るのに用い...
は‐ねぎ【葉葱】
緑の部分が多く、根元から葉の先まで食べられるネギ。京都の九条ネギなど。青ネギ。万能ネギ。関西で多く栽培される。→白葱
はね‐ぎ・る【跳ねぎる】
[動ラ四]忙しくとびまわる。はしゃぎまわる。「三の君に見せ奉らむ、蔵人の少将の渡り給ふを、と北の方—・りをるを」〈落窪・二〉
はね‐ぐるま【羽根車】
水車・タービンなどで、回転軸の周囲に羽根を取り付けたもの。羽根に水や風の力を受けて軸を回転させる。
はね‐ごし【跳ね腰】
柔道で、相手を前方へ浮かし崩して自分の体を回り込ませ、相手の下腹に密着させ、腰のあおりと足の跳ね上げとで倒す技。
はね‐しょうぎ【跳ね将棋】
⇒飛び将棋