かた‐さ・る【片去る】
[動ラ四] 1 片側に寄る。「ぬばたまの夜床(よとこ)—・り」〈万・四一〇一〉 2 遠慮する。「いづかたにも皆こなたの御けはひには、—・り憚(はばか)るさまにて」〈源・若菜上〉
きん‐く【禁句】
1 和歌や俳諧(はいかい)などで、使ってはならない語句。止め句。 2 聞き手の感情を害したり刺激したりするのをはばかって避けるべき言葉や話。「受験生の前では、落ちる、すべるの類は—だよ」
キルケニー‐じょう【キルケニー城】
《Kilkenny Castle》アイルランド南東部、キルケニー州の都市キルケニーにある城。12世紀に建造され、17世紀と19世紀に改築されて現在の姿になった。ビクトリア朝様式の装飾を施された城...
きん‐べん【巾偏】
⇒はばへん(巾偏)
きら・う【嫌う】
[動ワ五(ハ四)] 1 いやがって、その対象とかかわりたくないと思う。好ましくないものとして、避ける。「世間から—・われる」「不誠実な人を—・う」 2 はばかって、それをしないようにする。また、...
きり‐ば【切(り)場】
1 「切り羽」に同じ。 2 義太夫節の一段を口(くち)・中(なか)・切(き)りに分けたときの切りの部分。→端場(はば)
きゃ‐はん【脚絆/脚半】
1 旅行・作業などのときに、すねに着けて足ごしらえとした紺木綿などの布。はばき。「手甲(てっこう)—」 2 「巻き脚絆」に同じ。
きき‐はさ・む【聞き挿む】
[動マ四]小耳にはさむ。「—・んだる刀の行方」〈伎・色読販〉 [動マ下二]に同じ。「見むと思はばとあるを—・めて」〈かげろふ・上〉
き‐じょう【貴丈】
[代]二人称の人代名詞。相手の男性を敬っていう語。近世、手紙文などで用いられた。「—御覧候はば、ひそかに御知らせ下さる可く候」〈芭蕉書簡・天和二年二月木因宛〉
き‐たん【忌憚】
[名](スル) 1 いみはばかること。きらいいやがること。「友達から—され軽蔑されるような人間」〈谷崎・異端者の悲しみ〉 2 遠慮すること。多く、否定の語を伴って用いられる。「どうぞ—のないご意見を」