もち‐の‐ひ【望の日】
陰暦で、月の15日。「—に出でにし月の高々に君をいませて何をか思はむ」〈万・三〇〇五〉
め・す【見す/看す】
[動サ四]《動詞「み(見)る」に上代の尊敬の助動詞「す」が付いて音変化したもの》 1 「見る」の尊敬語。ごらんになる。「ものごとに栄ゆる時と—・し給ひ明らめ給ひ」〈万・四三六〇〉 2 「統治する...
もが
[終助]《係助詞「も」に終助詞「か」の付いた「もか」の音変化。上代語》名詞、形容詞および助動詞「なり」の連用形、副詞、助詞に付く。上の事柄の存在・実現を願う意を表す。…があればいいなあ。…であっ...
め‐がき【女餓鬼】
女の餓鬼。⇔男餓鬼(おがき)。「寺々の—申(まを)さく大神(おほみわ)の男餓鬼(をがき)賜(たば)りてその子産まはむ」〈万・三八四〇〉
むやみ【無闇/無暗】
[名・形動] 1 結果や是非を考えないで、いちずに物事をすること。また、そのさま。「—な約束はしない方がよい」「なぜそんな—をした」〈漱石・坊っちゃん〉 2 物事の状態が度を超えて甚だしいさま。...
ムリェト‐とう【ムリェト島】
《Mljet》クロアチア南部、アドリア海に浮かぶ島。ペリェシャツ半島の南方に位置する。主な町はポラチェとポメナ。中世以降、18世紀までベネディクト修道会の重要な修道院が置かれた。島の西部はムリェ...
ムンタワイ‐しょとう【ムンタワイ諸島】
《Kepulauan Mentawai》インドネシア、スマトラ島中部西方沖に浮かぶ諸島。スマトラ島本土とはムンタワイ海峡で隔てられ、北西から南東に連なる。シベルト島、シポラ島、ウタラ島、セラタン...
目(め)には目(め)を歯(は)には歯(は)を
受けた害に対して、同等の仕打ちをもって報いること。ハムラビ法典の言葉。旧約聖書の出エジプト記などにも見え、これを戒めたイエスの「山上の垂訓」で有名。
はん‐ぜい【反噬】
[名](スル)動物が恩を忘れて、飼い主にかみつくこと。転じて、恩ある人に背きはむかうこと。恩をあだで返すこと。「人民の為に、—の患に陥らんことを慮り」〈竜渓・経国美談〉
春(はる)さ・る
《「さる」は季節などが近づく意》春になる。春が来る。「—・らば逢はむと思(も)ひし梅の花今日の遊びに相見つるかも」〈万・八三五〉