かいがね【胛】
肩甲骨(けんこうこつ)。貝殻骨。「わたり七寸ばかりなる雁俣を以て、—より乳(ち)の下へ、かけずふっと射通さるる」〈太平記・三三〉
おんな‐ばら【女腹】
女の子ばかりを産む女。→男腹
おんな‐がく【女楽】
女ばかりで、または、女が中心となって演奏する音楽。「箏(さう)琵琶(びは)の音(ね)も合はせて、—試みさせむ」〈源・若菜下〉
かくれき‐がん【角礫岩】
破砕されたばかりの角ばっている礫からなる礫岩。角稜岩(かくりょうがん)。
かけ‐かまい【掛(け)構い】
1 気遣うこと。遠慮のあること。「人見知りをせず、年は若し、—のない女であるから」〈鏡花・湯島詣〉 2 (下に否定の語を伴う)かかわり。かかりあい。関係。「—なき伺候の武士も、感涙もよほすばかり...
おもい‐とど・む【思ひ止む】
[動マ下二] 1 思い切る。あきらめる。「いみじからむ過ちを、さしあたりて見つけたりとも、えとがめ—・むべうもあらず」〈夜の寝覚・三〉 2 深く考える。「物をいたう—・めたりし心に」〈源・夕霧〉...
かっ‐か【閣下】
《高殿(たかどの)の下(もと)の意。高貴な人を直接いうのをはばかり、その居所をさしていう語》高位高官の人に対する敬称。多く、将官の軍人や勅任官以上の文官に対して用いた。 [補説]作品名別項。→閣下
がっ‐きゅう【学窮】
1 学問ばかりしていて、実社会の役に立たない学者。 2 学者が自分をへりくだっていう語。
がちゃ‐がちゃ
[副](スル) 1 堅い物がぶつかり合う騒々しい音を表す語。「かぎの束を—いわせる」 2 クツワムシの鳴く声を表す語。 3 あれこれやかましく言いたてるさま。「—文句ばかり言う」
[形動]乱...
かど‐なみ【門並(み)】
1 家の並び。家続き。家並み。 2 並んでいる家の一軒一軒。軒なみ。副詞的にも用いる。「—同じようなカッフェーばかり続いていて」〈荷風・つゆのあとさき〉 3 (副詞的に用いて)その一つ一つのすべ...