へ【瓮】
酒などを入れる容器。瓶(かめ)。「—二十ばかり据ゑて」〈宇津保・吹上上〉
ふ・る【旧る】
[動ラ上二] 1 古くなる。年をへて古びる。昔と今とすっかり変わる。「あをによし奈良の都は—・りぬれどもとほととぎす鳴かずあらなくに」〈万・三九一九〉 2 年をとる。「—・りにし嫗(おみな)にし...
ふん‐づき【文月】
「ふみづき」の音変化。「—の四五日ばかり」〈後撰・秋上・詞書〉
へき‐えき【辟易】
[名](スル)《道をあけて場所をかえる意から》 1 ひどく迷惑して、うんざりすること。嫌気がさすこと。閉口すること。「彼のわがままには—する」「毎日同じ料理ばかりで—する」 2 相手の勢いに圧倒...
ふみ‐まくら【文枕】
1 文殻(ふみがら)を丸めて芯とした枕。「方々の文殻ばかり、一つに集めてこれ—を二つこしらへておいた」〈洒・通人の寐言〉 2 枕の下に手紙を入れておくこと。また、その手紙。「ういこのういこの憂き...
へん‐しょく【偏食】
[名](スル)好き嫌いが激しく、特定の食品だけを食べること。「肉ばかり—する」
ほうほう‐の‐てい【這う這うの体】
今にもはい出さんばかりのようす。ひどく恥をかいたり、さんざんな目にあったりして、あわててその場を逃げ出すようすにいう。「—で退散する」
べん‐じょ【便所】
大小便をするために設けられた場所。雪隠(せっちん)。厠(かわや)。はばかり。手洗い。トイレ。
へた・る
[動ラ五(四)] 1 尻をつけてべったり座る。また、尻餅をつく。「床(ゆか)に—・る」 2 へたばる。元気がなくなる。また、疲労で倒れる。「—・って動けなくなる」「日差しが強くて植えたばかりの苗...
べつ‐ぎ【別儀/別義】
1 ほかのこと。別のこと。余の儀。「お願いの筋は—ではない」 2 考慮に入れなければならない特別の事情。別状。「今度ばかりは—を以てゆるし申すなり」〈太平記・三八〉 3 (打消しの語を伴って)都...