つゆ‐ばかり【露許り】
[副]わずかばかり。ほんのすこし。「—なれどいと嬉しかりけり」〈源・藤袴〉
てい‐てい【亭亭】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 樹木などが高くまっすぐにそびえているさま。「ただ一本、—と空を差している…巨木の姿は」〈島木健作・続生活の探求〉 2 遠くはるかなさま。「(月ガ)—皎々(きょ...
でき‐たて【出来立て】
できあがったばかりであること。また、そのもの。「—のほやほや」
つとめ【勤め/務め】
1 当然果たさなければならない事柄。任務。義務。「税金を納めることは国民の—だ」 2 官公庁・会社などに雇われて、働くこと。勤務。「一日の—を終える」 3 仏道の修行。また、僧侶が日課として行う...
で‐たて【出立て】
出たばかりであること。また、出て間もないもの。「大学を—の若い教師」
で‐はじめ【出始め/出初め】
出まわりだして間のないこと。出たばかり。「新茶の—」
で‐だし【出出し】
物事の始まったばかりのところ。すべり出し。また、出始め。「この曲は—がいい」「仕事の—からつまずく」
てき‐てき【滴滴】
[名] 1 水などのしたたり。点々と落ちるしずく。「乳の如き—春潮に融けて流る」〈蘆花・自然と人生〉 2 点々とあるようす。「大きな銀杏に墨汁を点じた様な—の烏が」〈漱石・野分〉 [ト・タル...
て‐せんじ【手煎じ】
1 自分で茶を煎じること。「茶の香もうすき—を、心ばかりのもてなしにて」〈読・稲妻表紙・四〉 2 自分で炊事すること。貧乏で、奉公人をおけない生活。「身の裸になる事はさておき、後には—する事」〈...
つぼ‐くち【壺口】
1 壺の口。「—の狭い花瓶」 2 口をつぼめてとがらせること。また、その口付き。おちょぼ口。「娘というものは—をして、気取って、オホホと笑うものとばかり」〈二葉亭・平凡〉