つちや‐ぐら【土屋倉】
壁を土や漆喰(しっくい)で塗り固めた倉庫。土蔵。「五間ばかりなる檜皮屋(ひはだや)のしもに—などあれど」〈大和・一七三〉
で‐ほうだい【出放題】
[名・形動] 1 出るにまかせておくこと。出るばかりのこと。また、そのさま。「湯を—にしておく」 2 好き勝手なことを口から出るにまかせて言うこと。また、そのさま。でまかせ。「あることないこと、...
ちょっとや‐そっと【一寸やそっと】
[副](多く下に打消しの語を伴う)「ちょっと」をやや強めた言い方。少しばかり。「—で解決できる問題ではない」
ちょび‐ひげ【ちょび髭】
わずかばかり、鼻の下にはやした髭。
ちょう‐ぜん【悵然】
[ト・タル][文][形動タリ]悲しみ嘆くさま。がっかりしてうちひしがれるさま。「—として溜息ばかり吐(つ)いて」〈紅葉・二人女房〉
ちり‐ばかり【塵ばかり】
[連語](多く副詞的に用いて)少しばかり。ほんの少し。ちりほど。「此の帯を挙げんとするに、—も動かず」〈今昔・三・五〉
調子(ちょうし)がい・い
1 相手が気に入るようなことを言ったりして、気を引くのがじょうずである。「—・いことばかり言う」 2 からだや仕事などのぐあいがいい。「今日は機械の—・い」
ちら‐め・く
[動カ五(四)]「ちらつく」に同じ。「—・く裸灯(はだかび)に頻りと瞬きばかりしていた」〈里見弴・多情仏心〉
月(つき)を指(さ)せば指(ゆび)を認(みと)む
《「楞厳(りょうごん)経」から》月を示そうと指さしても、肝心の月を見ないで指を見る。道理を説き聞かせるのに、本旨を理解しないで、文字や言葉の端々にばかりこだわることをいう。
つち‐くさ・い【土臭い】
[形][文]つちくさ・し[ク] 1 土のにおいがする。「掘り出したばかりの—・い芋」 2 いかにも田舎じみている。やぼったい。泥くさい。「インテリゲンチヤに相応(ふさわ)しくない—・い感じのする...