え‐こ【依怙】
1 一方だけをひいきにすること。不公平。えこひいき。「あながち—の沙汰にはあたるまいと信じます」〈里見弴・多情仏心〉 2 頼ること。また、頼りにするもの。「父母に早く別れて、まさに人の—なし」〈...
かわい‐が・る【可愛がる】
[動ラ五(四)] 1 かわいらしいと思って、優しく扱う。「子供を—・る」 2 ひいきする。目をかけてやる。「ひいき筋に—・られた役者」 3 (反語的に用いて)痛い目にあわせる。手荒く扱う。しごく...
かた‐ひ・く【片引く/方引く】
[動カ四]一方だけをひいきにする。えこひいきする。「兄を憎みて、弟(おとと)を—・き給ひて」〈愚管抄・四〉
かた‐ひいき【片贔屓】
《「かたびいき」とも》一方だけをひいきにすること。えこひいき。片引き。「疾(と)き遅き花にや雨の—」〈毛吹草・五〉
ひいき‐へんば【贔屓偏頗】
《「ひいきへんぱ」とも》えこひいき。「老(おとな)、出頭、奉行になしては—の私ありて」〈仮・浮世物語・二〉
あい‐こ【愛顧】
[名](スル)目をかけ引き立てること。引き立てられる側からいう語。ひいき。「今後ともいっそうの御—を賜りますよう」
れん【連】
[名] 1 「連勝式」の略。 2 仲間。つれ。また、ひいき筋。「広場へ出して押しあはしたら、駄菓子をくれる—もできめえ」〈人・梅児誉美・後〉 3 《reamの音訳。「嗹」とも書く》用紙を数える...
けい‐こ【恵顧】
人をかわいがり、目をかけること。ひいきすること。「—を賜る」
けん‐こ【眷顧】
[名](スル)特別に目をかけること。ひいき。「—をこうむる」「これを飾り、これを愛し、これを—し」〈福沢・文明論之概略〉
かたもち‐がお【肩持ち顔】
一方の肩をもつような顔つき。ひいきをするようなようす。「いはれぬ主の—、出しゃばって怪我ひろぐな」〈浄・手習鑑〉