こころ‐よせ【心寄せ】
1 好意を示すこと。ひいきにすること。「わが御方に—ある人など」〈栄花・さまざまの喜び〉 2 期待すること。頼りにすること。「宵のつれづれに、いざ、かいもちひせん、と言ひけるを、この児(ちご)—...
こ‐きゃく【顧客】
ひいきにしてくれる客。得意客。こかく。「—を獲得する」「—名簿」
肩(かた)を持(も)・つ
対立しているものの一方の味方をする。ひいきをする。「弱いほうの—・つ」
じょう‐とくい【常得意】
いつもその店をひいきにして利用してくれる客。
相撲(すもう)も立(た)つ方(かた)
自分が見物しているほうから登場する力士を勝たせたいと思うのが人情であるの意。転じて、少しでも自分に関係のあるほうをひいきすること。「—と手に汗をにぎって見物してゐたれば」〈続狂言記・飛越新発意〉
しょう‐どう【正道】
[名・形動] 1 道義的に正しい道。せいどう。 2 すなおで正しいこと。また、そのさま。「—潔白」「えこひいきなしに—に申さうなら」〈伎・毛抜〉
しまい‐ばしら【仕舞柱】
近世初期の芝居小屋で、舞台端の柱のこと。ひいきの客から俳優に贈られた花(祝儀)などを挿しておいた柱。能舞台の目付柱(めつけばしら)にあたる。
かた‐いれ【肩入れ】
[名](スル) 1 ひいきすること。力を貸すこと。支援。「地元のチームに—する」 2 着物の肩の部分を別の布で、はぎ合わせること。また、その布。肩当て。
肩(かた)を入(い)・れる
1 肌脱ぎにした着物の袖に手を通す。 2 《一緒に担うために、物の下に肩を当てる意から》援助する。ひいきする。「女優の卵に—・れる」
たに‐まち【谷町】
大相撲で、力士のひいき筋・後援者のこと。明治の末ごろ、大阪谷町筋4丁目の相撲好きの外科医が相撲取りからは治療代を取らなかったところからいう。