ひき‐わ【引(き)輪】
アクセサリーなどに用いる、輪状の留め具。つめを引くことで、輪の一部が開く。ネックレスなどの一方の端に用いて、もう一方の端の金具を引っかけて固定する。
ひき‐わか・る【引き別る】
[動ラ下二]はなればなれになる。離別する。「かたみにとどまり給へる姫君に、—・れむこともかなしく」〈とりかへばや・一〉
ひき‐わけ【引(き)分け】
1 勝負事で、決着がつかず、双方勝ち負けなしとして終えること。「試合を—に持ち込む」 2 平安時代、陰暦8月の駒牽(こまひき)の際に、諸国から奉った馬を院・東宮などに分けて与えること。
ひきわけ‐ど【引(き)分け戸】
2枚の戸を1本の溝に並べてはめ、左右に引き分けて開ける戸。
ひき‐わ・ける【引(き)分ける】
[動カ下一][文]ひきわ・く[カ下二] 1 勝負事で、決着がつかず、双方勝ち負けなしとして終える。「一対一で—・ける」 2 引き離して別々にする。両者の間を離す。「皆々出合ひ、両方へ—・け」〈浮...
ひき‐わた【引(き)綿】
入れた綿が切れないように、綿と布との間に薄く引きのばしてかぶせる真綿。
ひき‐わたし【引(き)渡し】
1 拘束した人や占有した物を他に引き渡すこと。また、売買契約の成立した商品などを売り手から買い手に引き渡すこと。 2 幕などを張り渡すこと。「かりそめの仮り屋などいへど、風すくまじく—などしたる...
ひきわたし‐しょうけん【引渡証券】
証券上の権利者への証券の引き渡しが、証券に記載された物品を引き渡したのと同じ効力をもつ有価証券。貨物引換証・倉庫証券・船荷証券など。
ひき‐わた・す【引(き)渡す】
[動サ五(四)] 1 綱・幕などを、一方から他方へ長く張り渡す。「紅白の幕を—・す」 2 手もとにある人や物を他人の手に移す。「身柄を—・す」
ひき‐わり【引(き)割(り)】
歌舞伎の舞台転換法の一。大道具を二つに分けて左右に引き入れ、次の場面の背景を出すこと。