ひつ‐ぎ【棺/柩】
《古くは「ひつき」》死体を入れて葬る木の箱。かん。棺桶。
ひつき‐ぼし【ひつき星】
二十八宿の一、斗宿(としゅく)の和名。ひきつ星。→斗(と)
ひ‐つぎ【日次】
1 毎日。日ごと。また、日々のこと。「吹き渡す比良の吹雪の寒くとも—の御狩せでやまめやは」〈堀河百首〉 2 毎日奉る貢ぎ物。「朝まだき桐生(きりふ)の岡に立つきじは千代の—の始めなりけり」〈拾遺...
ひ‐つぎ【日嗣】
《日の神の詔命で大業を次々にしろしめす意という》天皇の位を敬っていう語。あまつひつぎ。「天(あま)つ御子(みこ)の天つ—知らしめす」〈記・上〉
ひ‐つぎ【火継】
出雲国内諸社の祭祀をつかさどる出雲国造(いずものくにのみやつこ)の代替わりの際、国造家伝来の火鑽臼(ひきりうす)と火鑽杵(ひきりぎね)を用いて神火を受け継ぐ儀式。火継の神事。
ひつぎ‐の‐みこ【日嗣の御子】
天皇の位を受け継ぐ御子。皇太子。東宮。春宮。「皇子(みこ)神渟名川耳尊(かむぬなかはみみのみこと)を立てて、—とし給ふ」〈神武紀〉
ひつ‐ぐう【匹偶/匹耦】
[名](スル)夫婦となること。また、夫婦。つれあい。配偶。「男女—して相い踏舞し」〈村田文夫・西洋聞見録〉
ひ‐つけ【火付け】
家などに火をつけること。放火。また、その犯人。
ひつけとうぞく‐あらため【火付盗賊改】
江戸幕府の職名。若年寄に属し、江戸市中を巡回して、放火・盗賊・ばくち打ちなどの取り締まりや検挙にあたった。火方(ひかた)。火盗(かとう)改。
ひつけ‐やく【火付け役】
火をつける役。転じて、事件・論議などのきっかけをつくる役。また、その人。「ブームの—」