ひめ‐はなばち【姫花蜂】
膜翅(まくし)目ヒメハナバチ科の昆虫の総称。ミツバチに似るが小形で、体は光沢のある黒色。春に出現するものが多く、土中に穴を掘って巣を作り、花粉や蜜を集めて幼虫の餌とする。
ひめ‐はるぜみ【姫春蝉】
セミ科の昆虫。体は細身で、体長3センチくらい。体は緑褐色で黒い斑紋があり、翅(はね)は透明。
ひめ‐ばしょう【姫芭蕉】
バショウ科の多年草。バショウに似るが小形で、高さ1〜2メートル。赤色の苞(ほう)をもつ花をつける。中国南部の原産。美人蕉(びじんしょう)。紅蕉(こうしょう)。《季 夏》「亜字欄に美人浴後や—/圭岳」
ひめ‐ばち【姫蜂】
膜翅(まくし)目ヒメバチ科の昆虫の総称。体は細長く、腹部は平たい。長い触角をもつ。雌の産卵管は長い針状のものが多く、他の昆虫やクモなどに産卵する。農業上の益虫となる種も多い。
ひめ‐ひおどし【姫緋威/姫緋縅】
コヒオドシの別名。
ひめ‐ひまわり【姫向日葵】
キク科の一年草。高さ約1メートル。7〜9月ごろ、ヒマワリに似て、周囲が黄色で中央が紫褐色の花が咲く。北アメリカの原産。こきくいも。ヘリアンサス。
ひめ‐ぼたる【姫蛍】
ホタル科の昆虫。山地の水辺でみられ、体長6〜9ミリと小形。全体に黒く、前胸は淡紅色で暗色部がある。夜、黄色い光を点滅発光する。幼虫は陸生で、ベッコウマイマイなどを食べる。
ひめ‐ます【姫鱒】
ベニザケの陸封型。全長約30センチ。背面は藍色、体側は銀白色。産卵期には黒っぽくなり、ひれが赤みを帯びる。北海道の阿寒湖などに分布するが、十和田湖・中禅寺湖などに移殖されている。食用。《季 夏》
ひめ‐まつ【姫松】
1 小さい松。姫小松。 2 「姫大夫(ひめもうちぎみ)1」に同じ。
ひめ‐みこ【姫御子】
内親王。皇女。「天皇大連(おほむらじ)にみことのりして、女子を以て—と為して」〈雄略紀〉