ひら‐てん【平点】
和歌・俳諧などの評点の一。普通の出来のものにつけるしるしで、上から句の終わりまで線を引くもの。珍重に次ぐ評点。ひら。
ひら‐で【枚手/葉手/葉盤】
大嘗会(だいじょうえ)などの際、菜菓などを盛って神に供えた器。数枚の柏(かしわ)の葉を竹ひごなどで刺しとじて円く作ったもの。後世、この形の土器(かわらけ)をもいう。枚次(ひらすき)。
ひらでん‐の‐たち【樋螺鈿の太刀】
鞘口(さやぐち)から鞘尻にかけて鞘の中央に細長い樋を設け、その部分に螺鈿を施した飾り太刀。
ひら‐とじ【平綴じ】
製本で、折丁を重ね、背の近くを表面から裏面の方向へ針金で綴じる方法。
ひらど【平戸】
長崎県北部の市。北松浦半島の一部と平戸島・生月(いきつき)島・的山(あづち)大島などからなる。もと松浦氏の城下町で、古くから中国大陸との交易の根拠地。鎖国まではオランダ・イギリスなどとの貿易港と...
ひらど‐し【平戸市】
⇒平戸
ひらど‐しま【平戸島】
長崎県北西部、平戸瀬戸をへだてて北松浦半島に対する地塁状の島。平戸市に属する。面積166平方キロメートル、最高点は安満(やすまん)岳(標高535メートル)。本土とは平戸大橋で、対岸の生月(いきつ...
ひら‐どま【平土間】
歌舞伎劇場で、1階正面の枡(ます)で仕切られた観客席。高土間ができてから、従来の土間と区別するためにできた称。土間。ひらば。→土間2
ひらど‐やき【平戸焼】
長崎県佐世保市三川内(みかわち)から産する磁器。慶長3年(1598)藩主松浦氏に従って朝鮮から渡来した巨関が始めた中野焼が起源。白磁の染め付け・色絵などで有名。三川内焼。
ひら‐なつめ【平棗】
茶器の棗の一。扁平な形で、直径が高さの約2倍あるもの。