ひろ‐まえ【広前】
神の前を敬っていう語。神の御前。また、神社の前庭。「皇大御神(すめおほみかみ)の—にまをし給はく」〈祝詞・平野祭〉
ひろ‐ま・る【広まる/弘まる】
[動ラ五(四)]広く行きわたる。また、普及する。「うわさが—・る」 →広がる[用法]
ひろ‐み【広み】
広い場所。「—へ敵をおびき出し」〈太平記・六〉
ひろ・む【広む/弘む】
[動マ下二]「ひろめる」の文語形。
ひろめ【広め/弘め/披露目】
広く一般に知らせること。また、そのあいさつ。披露(ひろう)。「襲名の—をする」 [補説]「披露目」は当て字。
ひろ‐め【広布】
コンブの古名。「尼上の御もとより—といふ物奉り給ひける」〈定頼集・詞書〉
ひろ‐めか・す【閃かす】
[動サ四]《「びろめかす」とも》ひらひらさせる。ひらめかす。「宮の御文と捧(ささ)げて—・す」〈宇津保・蔵開中〉
ひろ‐め・く【閃く】
[動カ四]《「びろめく」とも》 1 雷光などがひらめく。「其の雷(かみ)、ひかり—・き」〈雄略紀〉 2 落ち着きなく動き回る。ふらふらする。「居(ゐ)も定まらず—・きて」〈枕・二八〉
ひろめ‐や【広め屋】
宣伝を業とする人。ちんどん屋。
ひろ・める【広める/弘める】
[動マ下一][文]ひろ・む[マ下二] 1 範囲を広くする。「知識を—・める」「勢力を—・める」 2 広く知られるようにする。広く行われるようにする。普及させる。「名を—・める」「教えを—・める」