イペリット【(フランス)ypérite】
糜爛(びらん)性の毒ガスの硫化ジクロロエチルのこと。第一次大戦でドイツ軍がベルギーのイーペルで初めて使用。純粋物は無色無臭であるが、工業製品はからし臭があるので、マスタードガスともいう。化学式(...
イビサ【Ibiza】
スペイン東部、西地中海にあるイビサ島の中心都市。かつて漁港として栄えたラ‐マリーナ地区、サ‐ペニャ地区、および旧市街のダルトビラ地区からなる。旧市街は16世紀の城壁に囲まれ、大聖堂や考古学博物館...
いろ‐め・く【色めく】
[動カ五(四)] 1 その時節が来て色が美しくなる。華やかになる。「春になって公園の木々が—・く」 2 色っぽく見える。「ほんのりとほおを染めて—・いた風情」 3 緊張や興奮のために落ち着かない...
いちりん‐そう【一輪草】
キンポウゲ科の多年草。山裾の草地に生え、高さ20〜25センチ。葉は複葉で、小葉は羽状に深く裂けている。4月ごろ、花びら状の白い萼(がく)をもつ花を1個開く。一花草(いちげそう)。
いわ‐かがみ【岩鏡】
イワウメ科の常緑多年草。深山に自生。高さ約10センチ。根元から多数出る葉は、円形で縁にぎざぎざがある。夏、花びらの先が細かく裂けた淡紅色の花を数個開く。
いっ‐ぺん【一片】
1 薄く平たく小さいもの一つ。ひとひら。「—の花びら」 2 全体から切り取られた一部分。ひときれ。「—の肉」 3 ほんの少し。ごくわずか。「—の誠意も感じられない」
いちもんじ‐ぎく【一文字菊】
菊の栽培品種の一。一重咲きで、幅の広い花びらが水平に開いて咲くもの。御紋章菊。広熨斗(ひろのし)。平台(ひらだい)。
イサベラ‐とう【イサベラ島】
《Isla Isabela》ガラパゴス諸島の島。エクアドル領。同諸島最大の島で、最高峰アスール山(1698メートル)をはじめ、活火山が多い。ガラパゴスゾウガメ、ガラパゴスリクイグアナ、ガラパゴス...
いしかり‐たんでん【石狩炭田】
北海道中央部の炭田。夕張・美唄(びばい)・砂川・赤平(あかびら)・芦別(あしべつ)などの炭鉱があったが、平成7年(1995)に閉山。炭質は強粘結性炭で良質。
いざよい‐ばら【十六夜薔薇】
サンショウバラの園芸品種。落葉低木。葉の付け根にとげを二つもつ。初夏、淡紅紫色の八重咲きの花を開く。花びらの一方が欠けているので、十六夜の月にたとえてこの名がある。挿し木により栽培。