ふ‐いく【覆育】
天地が万物をおおい育てること。また、守り育てること。「此師の—を蒙(かうむっ)て、今成長せり」〈正法眼蔵随聞記・六〉
ふ‐いく【不育】
⇒不育症
ふいく‐しょう【不育症】
妊娠はするが、流産や早産を繰り返し、生児を得られない病態の総称。反復・習慣流産のほか、死産・早期新生児死亡を繰り返す場合なども含まれる。原因として染色体異常・子宮形態異常・内分泌異常・血液凝固異...
ふい‐ご【鞴/韛/吹子/吹革】
《「ふきがわ」の変化した「ふいごう」の音変化》火力を強めるために用いる送風装置。箱の中のピストンを動かして風を送る。古代から金属の精錬や加工に使用された。
ふい‐ごう【鞴】
「ふいご」に同じ。「大息ついだるその響き、—吹くが如くなり」〈浄・国性爺〉
ふいご‐まつり【鞴祭(り)】
多く11月8日に、鍛冶屋(かじや)・鋳物師(いもじ)など、ふいごを使って仕事をする職人が、稲荷神または金屋子(かなやご)神を祭り、ふいごを清めて祝う行事。踏鞴(たたら)祭り。《季 冬》
ふい‐ちょう【吹聴】
[名](スル)言いふらすこと。言い広めること。「自慢話を—して回る」
ふ‐いっち【不一致】
一致しないこと。ぴったり合わないこと。「意見の—」「性格の—」
ふ‐いつ【不一/不乙】
[名]十分に意を尽くしていないこと。手紙の終わりに添える語。不具。不尽。不備。ふいち。 [名・形動]一様でないこと。また、そのさま。「詩画は—にして両様なり」〈漱石・草枕〉
ふい‐と
[副]思いがけず。突然。急に。ふと。「—用事を思い出す」「—旅に出る」