ふぐ【河豚/鰒】
《「ふく」とも》フグ目フグ科の魚の総称。海産のものが多い。体はふつう太っていて腹びれがなく、体表にとげ状のうろこをもつものや、うろこのないものがある。口は小さく、歯は癒合してくちばし状を呈し、よ...
ふ‐ぐ【不具】
[名・形動] 1 からだの一部に障害があること。 2 物事が備わっていないこと。ととのっていないこと。また、そのさま。不備。「物を必ず一具(いちぐ)に調へんとするはつたなき者のする事なり。—なる...
ふ‐ぐ【不虞】
思いがけないこと。また、その事柄。不慮。「船には—の備へあり」〈読・弓張月・拾遺〉
ふ‐ぐあい【不具合】
[名・形動]状態・調子がよくないこと。また、そのさま。「—な箇所を直す」 [補説]あからさまに「故障・欠陥」というのを嫌って「不具合」ということもある。
ふ‐ぐう【不遇】
[名・形動]才能を持ちながらもめぐりあわせが悪くて世間に認められないこと。また、そのさま。「—をかこつ」「—な(の)晩年を送る」
河豚(ふぐ)食(く)う無分別(むふんべつ)河豚(ふぐ)食(く)わぬ無分別(むふんべつ)
フグに毒があるのもかまわず、むやみに食うのは無分別であるが、毒にあたるのを恐れてその美味を全く食しないのも無分別である。
ふくし【掘串】
《後世は「ふぐし」とも》上代、竹・木などで作った土を掘るへら状の道具。「籠(こ)もよみ籠持ち—もよみ—持ち」〈万・一〉
ふぐ‐じる【河豚汁】
《古くは「ふくじる」とも》フグの肉を実にした味噌汁。鉄砲汁。ふくとじる。《季 冬》「—の我活きて居る寝覚哉/蕪村」
ふ‐ぐ‐たいてん【不倶戴天】
《「礼記」曲礼の「父の讐(あだ)は倶(とも)に天を戴(いただ)かず」から》ともにこの世に生きられない、また、生かしてはおけないと思うほど恨み・怒りの深いこと。また、その間柄。「—の敵」
ふぐ‐ちゅうどく【河豚中毒】
河豚毒によって起こる中毒。麻痺がしだいに全身に及び呼吸困難・昏睡状態となる。致命率が高い。