ふけ【更/深】
1 深くなること。夜・季節・年月などがふけること。「夜—」「はかなくもわが世の—を知らずしていざよふ月を待ちわたるかな」〈千載・雑上〉 2 (深)「深田(ふけた)」の略。〈和英語林集成〉→ふかだ...
ふ・く【拭く】
[動カ五(四)]紙や布などで物の表面をこすり、汚れや水分などを取り去ってきれいにする。ぬぐう。「ハンカチで涙を—・く」「ぞうきんで廊下を—・く」 [可能]ふける [用法]ふく・ぬぐう——「汗をふ...
ちん‐ぎん【沈吟】
[名](スル) 1 思いにふけること。考え込むこと。「しばらく—したあとで」〈藤村・春〉 2 静かに口ずさむこと。「古歌を—する」
とう‐じ【蕩児】
正業を忘れて、酒色にふける者。放蕩むすこ。遊蕩児。蕩子(とうし)。
手(て)を拱(こまぬ)・く
《「てをこまねく」とも》 1 両手の指を胸の前で組んで敬礼する。中国で行われたあいさつの方法。 2 腕組みをする。手をつかねる。「—・いて思いにふける」 3 何もしないで傍観している。手をつかね...
てんもんがくしゃ【天文学者】
《原題、(オランダ)De astronoom》フェルメールの絵画。カンバスに油彩。縦51センチ、横45センチ。天球儀に触れて思索にふける男性を描いた作品。「地理学者」と対をなし、科学者レーウェン...
つれ‐づれ【徒然】
《「連(つ)れ連(づ)れ」の意》 [名・形動] 1 することがなくて退屈なこと。また、そのさま。手持ちぶさた。「読書をして病床の—をまぎらわす」「—な舟の中は人々の雑談で持切った」〈藤村・破戒...
どくしょ【読書】
黒田清輝の絵画。カンバスに油彩。フランス留学中の明治24年(1891)の作品で、部屋の片隅で椅子に腰掛けた女性が本に読みふける姿を描いたもの。東京国立博物館蔵。
つい‐おく【追憶】
[名](スル)過ぎ去ったことに思いをはせること。過去をしのぶこと。追想。「—にふける」「少年時代を—する」 [補説]作品名別項。→追憶
どう‐らく【道楽】
1 本業以外のことに熱中して楽しむこと。趣味として楽しむこと。また、その楽しみ。「食い—」「着—」 2 酒色・ばくちなどにふけること。また、その人。「—で身をもちくずす」「—息子」