へな【粘土/埴】
粘土。また、水底にたまった粘土を多く含んだ黒い土。へなつち。
ヘナ【henna】
⇒指甲花
へなし‐ざき【艫作崎】
青森県西部、日本海に突出した岬。付近にある椿山は、日本海側での野生のツバキの北限地。椿崎。
へなたり【甲香】
⇒貝香(かいこう)
へな‐ちょこ【埴猪口】
《へな土でつくった猪口の意》未熟な人や役に立たない人をあざけっていう語。「あんな—に何ができる」
へな‐つち【粘土/埴土】
「へな」に同じ。
へな‐ぶり
流行語などを取り入れて詠んだ新趣向の狂歌。明治37〜38年(1904〜1905)ころ流行した。「ひなぶり(夷曲)」をもじっていった語。
へな‐へな
[副](スル) 1 手ごたえなく形のくずれるさま。また、容易にしなったり曲がったりするさま。「薄くて—(と)した板」 2 気力や体力を失って弱々しくみえるさま。また、態度や意志などにしっかりし...
へ‐なみ【辺波】
岸べに打ち寄せる波。へつなみ。「沖つ波—立つとも我(わ)が背子がみ舟の泊まり波立ためやも」〈万・二四七〉
へな・る【隔る】
[動ラ四]へだたる。また、遠く離れている。「山川を中に—・りて遠くとも心を近く思ほせ我妹(わぎも)」〈万・三七六四〉