蛇(へび)に噛(か)まれて朽縄(くちなわ)に怖(お)じる
《「朽縄」は、腐った縄》蛇に一度噛まれてからは腐った縄を見てもおびえる意で、一度の失敗に懲りて必要以上に用心深くなることのたとえ。羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く。
蛇(へび)に睨(にら)まれた蛙(かえる)
「蛇に見込まれた蛙」に同じ。
へびにピアス【蛇にピアス】
金原ひとみの短編小説。平成15年(2003)発表。同年、第27回すばる文学賞、第130回芥川賞受賞。著者のデビュー作。平成20年(2008)映画化。
蛇(へび)に見込(みこ)まれた蛙(かえる)
逃げることも手向かうこともできず、体がすくんでしまうことのたとえ。蛇に逢(お)うた蛙。蛇に睨(にら)まれた蛙。
へび‐の‐きょうかい【蛇の教会】
《Yılanlı Kilise》トルコ中央部、カッパドキア地方の町ギョレメにある岩窟教会。イスラム教徒による迫害を逃れてキリスト教徒が造ったもので、ギョレメ野外博物館の教会の一。馬に乗って大蛇と...
へびのせいぼ【蛇の聖母】
⇒馬丁たちの聖母
蛇(へび)の生殺(なまごろ)し
一思いに殺さず、半死半生にして苦しめること。物事の決着をつけずにおいて苦しめることのたとえ。
へび‐の‐ねござ【蛇の寝御座】
メシダ科の多年生のシダ。短い根茎から、長さ30〜80センチの羽状複葉の葉を束生。胞子嚢(ほうしのう)群は葉の裏面につき、鉤(かぎ)形の包膜で覆われる。鉱山の跡地によく茂るので、かなくさともいう。
へび‐のぼらず【蛇不登】
メギ科の落葉小低木。本州中部の山野に生え、高さ50〜70センチ。枝に鋭いとげがある。初夏、黄色の6弁花をつけ、実は赤く熟する。とりとまらず。こがねえんじゅ。
へび‐むこいり【蛇婿入り】
異類婚姻譚の一。蛇が男性に化けて娘の所に毎晩通って来るというもの。