べつ‐いん【別院】
1 本山のほかに、本山に準じるものとして別の地域に設けられた寺院。 2 七堂伽藍(がらん)のほかに僧の住居として建てられた堂。 3 本寺のほかに別に建てられた本寺所属の支院。
べつ‐うり【別売(り)】
[名](スル)本体とは別料金で付属品を販売すること。また、組になっている商品を別々に売ること。別売(べつばい)。
べつ‐えん【別宴】
別れの酒盛り。送別の宴。
べつ‐かん【鼈羹】
すった山の芋に小麦粉・小豆粉・砂糖などを練り合わせて蒸し、亀甲(きっこう)形に切った餅菓子(もちがし)。もと、禅家の間食用。
べつ‐が【別駕】
1 古代中国で、刺史(しし)の巡察に随行する官。自分も別に乗り物をもつところからいう。 2 諸国の介(すけ)の唐名。
べつ‐がく【別学】
男女がそれぞれ別の学校、または別の教室で学ぶこと。男子を対象とする学校を男子校、女子を対象とする学校を女子校という。男女別学。→共学
べつ‐がん【別願】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)がそれぞれ独自の立場から立てた誓願。阿弥陀仏の四十八願、薬師仏の十二願など。諸仏に共通の四弘誓願(しぐぜいがん)を総願とよぶのに対していう。
べつ‐ぎ【別儀/別義】
1 ほかのこと。別のこと。余の儀。「お願いの筋は—ではない」 2 考慮に入れなければならない特別の事情。別状。「今度ばかりは—を以てゆるし申すなり」〈太平記・三八〉 3 (打消しの語を伴って)都...
べつ‐ぎょう【別行】
1 別の行。特に、文章中で行を改めて書くこと。「引用部分は—に書く」 2 特別に執り行う仏事や修行。特別の行法。 3 大部の典籍のうち一部を独立させて流布させること。「法華経」普門品を独立させて...
べつ‐ぎょう【別業】
1 別の職業・事業。 2 別荘。「我家の粗造なる—あれば」〈竜渓・経国美談〉