べん‐じ【弁事/辨事】
1 事務を取り扱うこと。また、その人。 2 禅寺での職位の一。首座(しゅそ)に侍して雑務を行う者。ばんず。 3 明治元年(1868)太政官の総裁局に置かれ庶務に従事した職員の称。
べんじ‐た・てる【弁じ立てる】
[動タ下一]一方的に話をする。まくしたてる。「縁日の手品師の口調でべらべら—・てます」〈谷崎・幇間〉
べん‐しゃ【弁者/辯者】
《「べんじゃ」とも》弁舌の巧みな人。能弁家。「あの国野と云う男は中々の—で」〈鉄腸・雪中梅〉
ベンジャミン【benjamin】
1 アンソクコウノキの別名。また、その樹脂。 2 クワ科イチジク属の小高木の一種、ベンジャミンゴムノキのこと。インドなどの原産で、観葉植物とする。
べん‐じょ【便所】
大小便をするために設けられた場所。雪隠(せっちん)。厠(かわや)。はばかり。手洗い。トイレ。
べんじょ‐めし【便所飯】
便所の個室で弁当などを食べることをいう俗語。 [補説]学校や職場で、一人で食事をとる姿を見られたくないために、他人のいない場所で食事することを表した語という。→ランチメート症候群
ベンジル【benzil】
ベンゾインを酸化して得られる芳香族の有機化合物。α-ジケトンの一つ。黄色の柱状結晶で、エタノールやエーテルに溶けるが、水には溶けない。化学式C6H5COCOC6H5 ジベンゾイル。ビベンゾイル。...
べん・じる【弁じる/辨じる】
[動ザ上一]「べん(弁・辨)ずる」(サ変)の上一段化。「理非を—・じる」
べん・じる【弁じる/辯じる】
[動ザ上一]「べん(弁・辯)ずる」(サ変)の上一段化。「滔々(とうとう)と—・じる」
べん・じる【便じる】
[動ザ上一]「べん(便)ずる」(サ変)の上一段化。「彼に頼めば用が—・じる」