ほそぬの‐ごろも【細布衣】
細布1で作った衣服。「袖狭き—」〈謡・鉢木〉
ほそ‐ね【細根】
1 細い根。 2 「細根大根」の略。
ほそね‐だいこん【細根大根】
ダイコンの一品種。根が細く、葉も小さい。秦野(はだの)大根。野大根。
ほぞ‐の‐お【臍の緒】
《古くは「ほそのお」》 1 へその緒。臍帯(さいたい)。 2 生まれた子のへその緒を竹刀で切る儀式。また、その役目の人。「御—は殿の上、御乳つけは橘の三位」〈紫式部日記〉
ほそ‐はぎ【細脛】
細いすね。やせた肉付きの悪い脚。「—の力を試さんとかちよりぞ行く」〈鹿島紀行〉
ほそ‐びき【細引き】
1 麻などを縒(よ)って作った細い縄。細引き縄。「荷物に—をかける」 2 刺し身などで、身を細長く切ったもの。
ほそびき‐あみ【細引き網】
1 細引き1で編んだ漁網。 2 江戸時代、罪人を護送する駕籠(かご)に、逃亡を防ぐため上からかけた網。
ほそ‐び・く【細引く】
[動カ四]魚肉や菜類を細く切る。「油揚の—・いたのが二切れさ」〈滑・浮世風呂・三〉
ほそ‐びつ【細櫃】
細長い小形の唐櫃(からびつ)。
ほそ‐ぼそ【細細】
[副] 1 非常に細いさま。また、細く弱々しいさま。「—とした声」 2 かろうじて続いているさま。また、やっとのことで維持するさま。「—と山道が続く」「年金で—と生活する」